2021年通関士試験 合格率を予想しました!!
こんにちは、資格学校LECで通関士、貿易実務検定の講師をしていたJamesです。
2020年通関士試験合格発表が終了して、来年2021年通関士試験に向けて既にスタートを切っている方もいるかと思います。
でも、ちょっと待ってください。
来年の合格率はどれくらいなの?
本年より難しくなるならばそれ相当の試験対策をしないと合格することができなくなります。
ということですので、
今回は元LEC通関士講師が2021年の通関士試験の合格率を自信を持って予想します。
2021年に受験する方は必ずご覧になってください。
では始めましょう。
目次
本年(2020年)の合格率はどうだったの?
来年の合格率を予想する前に、
まずは今年の合格率とその合格率が例年と比較してどうであったかを確認してみましょう。
(引用:税関HP)
上記のとおり、2020年の合格率は16.9%です。
2018年~2020年の合格率は14~16%の間で推移しています。
また、2013年から2020年までの合格率は2016年を除いて、
全て2桁に収まっています。
以上のように2020年の合格率は、16.9%であり、
ここ3年の合格率とほぼ変わりはありません。
*詳しくは下記税関HPをご参照ください。
2021年 通関士試験予想合格率
では、皆様お待ちかねの2021年通関士試験の予想合格率をお伝えします。
ずばり、15%前後です。
今年とほぼ変わりない15%って、どうなってんの?
こんな予想、サルでもできるんじゃないの?
では、その根拠をお伝えいたしましょう。
2021年合格率予想の根拠
根拠は下記の2つからです。
- 願書提出者数の推移 .
- 大幅な動きがない
願書提出者の推移
実は、願書提出者数は、全盛期(約16,000人)から、年々少なくなってきて現在約8,700人です。およそ全盛期の半分くらいになっています。
また、願書提出者数は全盛期から下り坂になり13,000人くらいが9年間ほど続きました。
その9年間の後半のほうは合格率が毎年1桁代(例:7.8%等)でした。
この時期に受験した方々は本当にかわいそうでした。
問題を見ても、
「えっ、こんなの受験生はできないでしょ?」
「こんなに難しい問題は必要無いでしょ?
現役の通関士でも自信を持って即座に解答できるのがどれくらいいるのか疑問です。」
ってな感じです。
まさしく、なんらかの理由があって試験主催者が通関士の数を試験問題の難易度で押さえていることがわかる時期でした。
ところが現在の願書提出者数は、10年位前から徐々に少なくなってきて、3年位前から約8千人代で落ち着いています。
合格率は3年前(2017年)の21.3%という喜ばしい高合格率の時期もありましたが、それ以降現在までは14~16%に収まっています。
従って、現在は安定している時期といってもよいかと思います。
大幅な動きがない
例えば、下記のような動きがあってここ数年合格点が大きく変動している、っということがあるでしょうか?
・問題数の変更を行った。 .
・これまでの出題形式を変更した。
あまりそのような動きな見当たりませんよね。
このようなことがありますと、試験委員は目標の合格率にするために慎重に問題の選定にあたります。
合格率を調整するのがうまくいけばいいのですが、思いのほか受験生が出来たり、出来なかったりするので合格率が大きく変動することがあります。
いずれにせよ、このような動きがないのであまり合格率は変動しないと考えます。
結論
これらの理由により、
来年(2021年)の通関士試験の合格率は、
ここ2~3年と同じくらいの合格率14-16%位に落ち着くか、
あるいはもう少々合格率は高くなる
っと考えます。
つまり、それほど合格率を調整する必要がない安定した時期だからそのままにしておこう、
そして、もしも調整するのならば若干願書提出者が少なくなってきているので、少しだけ合格率を高くしても良いのでは、っという考えです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
2021年の通関士試験合格率を予想してみました。
恐らく、ほぼ今年と同じくらいの合格率です。
ですから、
再受験生の方はご自分の弱点の補強を!!
新規受験者は、まずはいろいろなところから情報を仕入れて、独学ならば教材、学習方法等についてベストな選択をするようにしてください。
では、頑張っていきましょう!!