5/05更新 5/17実施 C級試験受験要項
資格学校LECで通関士、貿易実務検定の講師をしていたJamesです。
5/17に実施される貿易実務検定C級試験要項が昨日(5/05)更新されました。
変更箇所をお知らせするとともに試験対策と今回の難易度予想を記事にしています。
ご覧ください!!
目次
5/05更新 5/17実施 C級試験受験要項
変更箇所は以下のとおりです。
・問題1 10問増 配点各1.5点 合計配点は30点で変更無し
・問題2 5問増 配点各2.25点 合計配点は45点で変更無し
・各問題ごとに時間制限あり
・合計制限時間が60分に変更
《貿易英語》
・問題1 10問増 配点各1点 合計配点は20点で変更無し
会場受験とWeb受験を比較すると下記のようになります。
変更箇所のみを記載しています。
試験対策
変更項目はみなさんにとっていかがでしょうか。
「Web試験なんてこんなもんでしょ!!」
「これまでの会場受験の時間配分で勉強していたので混乱する」等々いろいろあると思いますが、いずれにせよ本試験は迫っていますので対策を講じるべきです。
では、試験対策を各科目ごとにみていきましょう。
貿易実務
試験問題が15問増えたのにも関わらず、
合計制限時間が90分から30分少なくなって、合計制限時間が60分になっている。
(理由は、主催者側のHPをご覧ください。)
簡単に考えますと、1問を早く解く必要があるっということです。
っで、今回の試験はどうするの?
でも、慌てないで!!これから試験対策をお話しします。
そして最後に今回の試験の難易度予想をいたしますので。
では、本試験対策を記載します。
- まぎらわしいものの区別を明確にする(L/C、B/L、インコタームズ等)
- 数多く過去問を解く
とれもありふれたことですが、これらはWeb試験において瞬時に解答できるようにするために必要なことです。
1.まぎらわしいものの区別を明確にする。
これらを瞬時に区別できるためのトレーニングが必要です。
L/C、B/Lの種類やインコタームズの危険負担、費用負担の範囲等を明確にする必要
があります。
これらのものは簡単に問題にされやすいので貿易英語にも出題されています。
自分で説明できるようになればOKです。
覚えるのがめんどくさそうなインコタームズについて整理してます。下記参照ください。
貿易実務検定 過去問からみるインコタームズの勉強法
2.数多く過去問を解く
これは、貿易実務でも貿易英語でも同じです。
問題を読んで瞬時に回答ができればOKです。
貿易英語
変更箇所は、第1問の英単語の意味(語群選択式)が10問増えて各1点になっただけです。
その他は変更ありません。
第1問は英単語の意味を語群の中から日本語を選択するという比較的得点をとることができる問題です。
なぜなら語群の中に答えがあるからです。
これまでの会場試験ですと、
英単語 10問
日本語選択肢 20個
というように1つの英単語に対してまぎらわしい日本語選択肢が2つありました。
例:
英単語 :Freight Collect
日本語選択肢:a) 運賃着払い b)運賃前払い
今回は英単語20問ということで選択肢が倍の40個になるのか、1.5倍の30個になるのかわかりませんが、まずは英単語をしっかりと覚えておくことが必要です。
第1問の問題数は合計20問で制限時間が20分、従って1問1分で解く必要があります。
瞬時に語群の中から選択できるようにトレーニングをしておきましょう。
問題1の試験対策は下の記事にありますので一度読んで見てください。
貿易実務検定 英語の対策と勉強法③ 問題1
(注:会場試験の内容で作成しています)
Jamesの難易度予想
結論から申し上げます。
5/17に実施される試験の難易度は低いと思います。
過去問から同じような問題がこれまで以上に出題されると考えます。
理由は、
問題数が増えているにもかかわらず、制限時間が少なくなっています。
単純に考えたらあり得ないことです。
Web試験では一度解答したら訂正はできないようです。
そうするとますます慎重になり時間はかかります。
けれども時間制限があるので、今度は焦ってしまうという悪のスパイラルにハマってしまいます。
これらのことを考えると、これまでのような本試験問題で出題されたら時間内に対応できなくなり合格基準点に達することができる人は少なくなります。
ですから、本試験の問題をしっかりと勉強した人はすんなりと解答できるようにするために、これまで以上に過去の問題から出題されるでしょう。
あるいは、これまでどおりの本試験問題を出題して、合格基準点に達する人があまりにも少なかったら、合格基準点を低くして合格者を多くするということも考えられます。
何故なら、あまりにも合格率が低くなると、これから受験しようとする人達は「一番簡単なC級なのに難易度が高すぎる!!」ということで受験する人が少なくなってしまいます。
いくら再チャレンジ制度があるといっても受験生は敏感です。
5月、7月のWeb試験で続けて合格率が低くなったら、その後数回は受験者数は必ず少なくなります。民間の試験ですのでこれは主催者側も十分考えていると思います。
以上のことを踏まえると、5/17実施のC級試験はこれまで以上に過去問から出題されるため難易度は低くなると考えます。
まとめ
Web試験という初の試みで主催者側も大変だと思います。
昨日発表された受験要項の更新は日本貿易検定協会のHPで再度ご確認下さい。
本試験まであと少しですが、受験生としてはやるべきことをしっかりと行って、受験スタイルが変わっても慌てず、落ち着いて試験に向かっていくようにしましょう。
これから本試験までの間は、体調管理を行って合格できるようにしっかりとカラダも整えていきましょう!!