試験で怖いほど影響を及ぼす「先入観」!!
資格学校LECで通関士、貿易実務検定の講師をしていたJamesです。
B、C級受験する方はそろそろ弱点克服と過去問解きまくりを開始するころでは?
このような時期ですので、今回はアウトプットする際の注意事項として「先入観」について記事にしてみました。
本試験で失敗をしないようにぜひ読んでみてください。
目次
試験で怖いほど影響を及ぼす「先入観」!!
「先入観」=前もって作られた固定観念。
先入観というもの調べてみるとこんな感じです。
似たような言葉で、
「思い込み」、
ちょっと意味は変わってしまうかもしれませんが、
「偏見」、「固定観念」、
なんて言葉がありますよね。
今回はとりあえず、先入観という言葉を取り上げて本試験にどのような影響を及ぼすのか、ちょっとした例をあげて説明してみましょう。
先入観 こんな話があります!!
ある初老の男性が車で山のふもとから山頂に向かって走っていました。
すると山の上のほうから、
若いお兄さんが運転している真っ赤なスポーツカーが、
すごいスピードでタイヤをきしませながら山を下ってくるのが見えました。
初老の男性は、
「危ないなこんな山道で!!」
「そんなにすごいスピードを出すことはないのに!!」
っと思いながら運転していると、若いお兄さんが近づいてきました。
そしてその若いお兄さんがとうとう初老の男性の近くまできて、
すれ違いざまに、初老の男性に向かって、
「ブタ!!」
っと大声で叫んだのです。
さすがに初老の男性は頭にきて、
「あの若者は、こんな山奥で猛スピードを出して危険な運転をしてるし、
そしてすれ違いざまに私に向かってブタですっって!!」
っと、怒りをあらわにしながら運転して、次のカーブを曲がるっと。。。。
なんとそこには、ブタがいて、
初老の男性はブタと正面衝突をしてしまったんです。。。。
知らない間の思い込み、作り上げられた先入観!!
結局、若いお兄さんは初老の男性に、
次のカーブを曲がるとブタがいることを教えてくれたんですね。
ですから、若いお兄さんはとても良い人だったんです。
なぜ、初老の男性は若いお兄さんを悪い人と決めつけてしまったのでしょうか。
みなさんはもうおわかりですよね。
下記のことが、良い若いお兄さんを徐々に悪い若いお兄さんにしてしまったんですね。
・若いお兄さん
・真っ赤なスポーツカー
・すごいスピード
・タイヤをきしませて下っている
これらのことがあって、
若いお兄さん→→→悪い若いお兄さんっとなり、
すれ違いざまにあげくの果てに「ブタ!!」
という流れで若いお兄さんの言ったことが、
初老の男性にとってはバカにしている言葉だと勘違いをしてしまたようですね。
本試験でもあります。先入観
例えば、本試験で3つの選択肢より最も適切なもの一つを選べというときに、不適切なものを探し出しそれらを削除していく方法があります。つまり消去法ですね。
この場合に1つの選択肢で不適切らしき箇所を見つけた場合に、それは受験生の頭の中には「適切」なものから外れていることがよくあります。
外れているというか、外しているということかもしれません。
つまり、まだ1つ選択ししか見ていないのに、既にその選択肢は不適切であると決めつける思いこみ、先入観ですね。
先程のブタの話のように、1つの選択肢をちょっとみただけで悪い不適切なものと決めてかかってしまっていることですね。
その選択肢が本当に不適切ならば問題はありませんが、適切ならば思い込み、先入観で得点を失っていることになります。
大変もったいないことです。
何故、本試験で先入観なんてでてくるの?
そうですね、せめて本試験では先入観なんて登場してもらいたくないですよね。
では、なぜでてくるのでしょうか?
なぜなら、本試験は時間に制限があり、次々に解いていかなければならない問題がたくさんあるからです。
つまりあせっているんです。あわてているんですよ。
のんびり問題を解いていても先入観は出てくるでしょうが、時間制限があったほうが出てくる確率は多いと思います。
先入観の対策は?
先入観の対策としては「疑ってかかること」です。
つまり、先入観ウイルスに感染していると感じた場合には、頭を一回真っ白にして、正誤の先入観はまず払い捨てて、どこか間違った箇所があるのではないかと新たな視点で疑ってかかることが必要です。
一度、頭に張り付いた先入観というのはなかなか取り払うのは難しいですが、本試験までまだ少しあるので今のうちから徐々にトレーニングを開始していきましょう。
まとめ
今回は先入観というものについて例を交えて、対応策まで記載にしてみました。
ブタの例もそうですが、自分では気が付かないうちに頭の中に組み込まれているのがちょっと怖いですよね。
ですから、それが本試験に出てしまうともったいないことになりますので、今回は注意の意味で記事にいたしました。
先入観の対策は「疑ってかかること」です。
言うのは簡単ですが、やること、気が付くことが大変ですよね。
試験まで勉強しながら、もしもハッっとすることがあったらこの記事を思い出してください。
もう少しです。がんばっていきましょう!!