2020年10月実施 貿易実務検定B, C級合格率と今後のWeb試験
こんにちは、資格学校LECで通関士、貿易実務検定の講師をしていたJamesといいます。
先日、2020年10月実施 B,C級の合格率が発表されました!!
受験された方、そして次回受験される方も参考までにご覧ください。
特に次回受験される方、この記事にWeb試験のメリットを記載しています。
それと秘密ですが、ここだけの話を2つ書いておきました。
そっと見てください。誰にも言わないでくださいね。
では、始めましょう!!
目次
2020年10月実施 貿易実務検定B, C級合格率
2020年10月実施分を含めて直近4回のB、C級の合格率を添付します。
ご覧ください。
今回の、
B級合格率は、52.6%
C級合格率は、66.4%です。
この表から言えることは双方とも、
Web試験開始直前から現在までほとんど合格率が変化していないということです。
合格率に変化なし→→受験のチャンス!?
合格率が大幅に上下していないということは。
ある一定の合格率で落ち着いているということです。
その一定の合格率というのは、
C級はこれまで85回の平均合格率である55.5%を上回っています。
B級も同じく、平均合格率である44.0%を上回っています。
っということは、
合格率だけから判断すると、
Web試験は受験生にとっては、絶好のチャンスだと思います。
ここだけの話です。。。Ver 1.
ここだけの話です。
そしてこれは私個人の考えです。ですから100%正しいかどうかはわかりません。
Web試験が終了したら、この安定した合格率は無くなります。
だって、Web試験が終了しても合格率が引き続きずっ~と安定すると思いますか?
もしもWeb試験終了後の会場受験で合格率が安定するならば、
Web試験が始まる前の会場受験の合格率はなんだったんでしょうか?
ひとつ前の試験より20%程の合格率の差がでていることもありましたよ。
何が言いたいかといいますと、
Web試験継続中は絶好のチャンスです!!
これは間違いありません。
Web試験はいつ終わるの?
ここまで書くとWeb試験がいつ終了になるかということがとても気になりますが。。。
Web試験は、まだまだ終わりません。
残念ながら新型コロナウイルスの感染状況もまだ落ち着いていません。
国民へのワクチン接種も来年になりそうです。
このような状況では、試験会場を設営して会場試験を実施するというのはできれば避けた方がいいですよね。
ここだけの話です。。。Ver 2.
Web 試験が続くなんて言っちゃっていいの?
通関士試験は会場で試験やったよ。
他の資格試験だって会場でやっているけど。。。
確かに通関士試験は会場受験でしたよね。
でもね。。。。
ここだけの話です。
そしてこれは私個人の考えです。ですから100%正しいかどうかはわかりません。
この試験は民間の資格試験です。
≪ C級 ≫
令和元年度の受験申込者数 8,520人
試験は5回実施。全て会場受験。
1回あたりの平均受験申込者数は、1,704人
令和2年度の受験申込者数 6,281人
試験は3回実施。今後12月と3月に実施予定。全てWeb試験。
1回あたりの平均受験申込者数は、2,093人
令和2年度の、
12月と3月受験申込者数がこれまでどおりの人数ならば、受験申込者数は1万人を超えます。
1万人を超す受験申込者数は、平成27年度以来です。
受験料 x 受験申込者数の売上金額までは書きませんが、
あなたが社長だったらWeb試験をやめて会場試験にしますか?
それともできるだけWeb試験で実施しますか?
Web試験でデメリットはないの?
Web試験もいいところだけではありません。
デメリットというと下記のようなことになるでしょう。
1)C級は出題数が多くなっている。にもかかわらず解答時間は会場受験と一緒。
2)問題がシャッフルされて出題されている。(シャッフル=順番をばらばらにして混ぜること)
これらの対策をひとつひとつ考えてみましょう。
C級は出題数が多くなっている。解答時間は会場受験と一緒
これは、かなり受験生に負担がありますよね。
但し、よく見ると過去問から出題されている問題も多いです。
ですから対策としては、まずは過去問を徹底的にやって、同じ問題が出題されたら素早く解答できるようにすることです。
ポイントは解答時間の短縮をするために下記の2点です。
①知っている問題ならばスイスイと解いていくこと。
②まぎらわしいもの、区別がつけにくいものを明確に区別させておくこと。
次にもうひとつのデメリットを見てみましょう。
問題がシャッフルされている。
これも1)と同じように不正対策でしょうね。
シャッフルしておけば友人と解答についての情報交換が難しくなるということですね。
問題がシャッフルされていて不便を感じるのは、B級の貿易英語 問題4のみだと思います。
以前の会場受験の際は、日本語の問題が長い英文の上から順に問われていたので、長い英文でもどこに着目して解いていけばいいかが簡単にわかったのですが、問題文がシャッフルされると英文のどこの箇所が問われているかをまず探しだす工程が一つ増えてしまいます。
このため会場受験の場合と比較するとWeb受験では解答時間が少々多く必要になってきます。
B級 貿易英語 問題4の対策としては、下記のようになります。
①主要な日本語キーワードを見つける。
②それらキーワードの英単語が記載してある英文を探す。
③その英文で間違いなかったら日本語の選択肢と比較して解答する。
例えば、下記のようになります。
①日本文の選択肢に船舶代理店、外国為替等があったらそれらをキーワードとする。
②英文の中からそのキーワードの英単語が記載されている箇所を探す。
(Shipping agent,Foreign exchange等)
③それらが記載されている英文で間違いなかったら、日本文の選択肢と比較して正誤を判断する。
以上のような手順で解答することをおすすめいたします。
私はこの2つがWeb受験のデメリットであると感じますが、各個人それぞれの感じ方があり、むしろWeb受験のほうがやりやすいという方もいますので一概にデメリットと言えないところもあります。
いずれにせよ、試験問題の慣れが必要となりますのでポイントを押さえたうえで数多く問題を解くようにしていきましょう。
まとめ
今回は、合格率を記載するとともに、その合格率、受験者数からわかる今後のWeb試験について記載してみました。
結論としては、Web試験継続中に受験しておいたほうがいいです。
再チャレンジ制度もあることですし。
とは言ってもWeb試験でもやりにくいところはあります。
思い当たる2つのところの対応策を記載しましたので参考にしてみてください。
また、他にWeb試験でやりにくいところがあったら教えていただけませんでしょうか。
コメント欄に記載していただくと助かります。よろしくお願いいたします。
では、引き続き頑張っていきましょう!!